● 塩揉み
野菜に塩を振りかけ軽く揉むと、水分が抜けてしんなりし、適度に下味がついておいしく食べられます。
<適した野菜>
きゅうりや大根、かぶのサラダや和え物、即席漬けをつくるときだけでなく、ゴーヤなど苦みの強い野菜は、塩もみをしておくと苦みが和らぎます。
また、里芋などは皮をむき塩もみをして洗い流せば、ぬめり取りに。それでも気になるときは、沸騰したお湯で1~2分茹でるといいでしょう。

● 板ずり・塩ずり
呼び方には地域差もありますが、まな板の上に野菜を置いて塩を振り、手のひらでゴロゴロと転がすことを板ずり、一つひとつ手でこすることを塩ずりといいます。
<適した野菜>
きゅうりやふきは色鮮やかに、しんなりとやわらかくなります。オクラは茹で上がりの色が美しくなるほか、表面のうぶ毛が取れて口当たりがよくなります。
● 塩茹で
野菜を茹でるときに、塩を入れます。塩の量は湯に対して1%前後が目安。塩の量が多いと塩味がつき、色も悪くなるので注意が必要です。
<適した野菜>
青菜やいんげん、アスパラガスは色がより鮮やかになります。ほうれん草などアクの強い青菜は塩茹でするとアク抜きに。
