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Vol.25 シメまでおいしい、お鍋をつくろう

体があたたまり、冬の食卓に欠かせないお鍋。
たくさんの食材を入れることで、手軽にいろいろな栄養も摂れるうれしい料理です。
おいしい食材を食べるのはもちろんですが、最後のシメも、お鍋のとっておきのお楽しみ。

今回はシメまでずっとおいしいお鍋のスープのつくり方や、スープに合う具材、おすすめのシメについて、ABC HEALTH LABOに伺いました。

いろいろなスープをつくろう

定番 01

しょうゆベース

昆布と削りがつおの合わせ出汁にしょうゆで味付け。
・おすすめ具材/鶏肉
・おすすめ野菜/白菜、ねぎ、きのこ
昆布にはうま味成分のグルタミン酸、かつおにはイノシン酸が含まれています。具材にもイノシン酸を含む鶏肉、グルタミン酸を含む白菜やねぎ、グアニル酸を含むきのこを選べば、相乗効果でお鍋がおいしくなります。鶏肉にはたけのこやごぼうも好相性です。

定番 02

味噌ベース

味噌に削りがつおを練り合わせた後、お湯で溶く。
・おすすめ具材/鮭
・おすすめ野菜/白菜、大根、里芋
鮭、白菜はグルタミン酸を含みます。大根や里芋など味が淡泊な食材は、味噌の風味が染み込むことでおいしくいただけます。

アレンジ 01

トマトベース

鶏ガラ出汁のスープに、トマト缶をプラス。
・おすすめ具材/鯛、白身魚
・おすすめ野菜/玉ねぎ、ブロッコリー
鶏ガラにはイノシン酸、トマトにはグルタミン酸が含まれており、おいしいスープをつくる黄金タッグ。グルタミン酸を含む玉ねぎやブロッコリー、イノシン酸を含む鯛などの白身魚は、トマトベースと相性がいいでしょう。セロリなどの香味野菜もおすすめです。

アレンジ 02

アジアンベース

あさり出汁にナンプラーで味つけ。
・おすすめ具材/鶏肉
・おすすめ野菜/きのこ、パクチー
あさりの出汁のうま味成分・コハク酸、鶏肉のイノシン酸、きのこのグアニル酸と、含まれているすべてのうま味成分が合わさると、芳醇なおいしさに。エスニック食材のパクチーがよく合います。

食材もスープも、おいしくする方法

味が染み込みやすくなる下ごしらえを

ほうれん草は下茹ですると、えぐみや雑味が除かれて味がなじみやすくなります。大根には目立たない場所に切り目を入れておきましょう。

きのこ類は天日干ししてうま味をアップ

太陽の下で水分を蒸発させることで、うま味やビタミンD等の栄養成分がアップします。できれば一日、時間がなければ数時間干してみましょう。

具材を入れる順番を考慮する

寄せ鍋は魚介類などうま味があるもの、下茹でした野菜、火が通りやすい食材の順に入れましょう。
すき焼きは牛肉、野菜、焼き豆腐や白滝の順に入れ、ちゃんこ鍋は野菜とぶつ切りにした魚を一斉に煮ると、スープがおいしくなります。

おすすめのお鍋のシメ

定番はごはん、うどん、中華麺

ごはん、うどん、中華麺はシメの鉄板。どんなスープのお鍋にも合うのでお好みでどうぞ。

スープに合わせてアレンジ麺メニュー

しょうゆベースの鍋にはそば、トマトベースにはパスタ、エスニックな味付けの鍋にはフォーがおすすめ。豆乳ベースの鍋には、そうめんなども合いますよ。

追い野菜でさらにおいしく!

薬味感覚で、火の通りがいいねぎ、水菜、トマト、パクチーなどを追加すれば、シメがグッとおいしくなり、彩りもよくなります。

大人数でわいわい囲んでも、一人でさっと食べたいときも便利なお鍋は、好きなスープで好きな野菜をたくさん食べられる万能レシピ。

とても身近な料理ですが、これまで試したことのないスープ、食材、シメに挑戦して、新しい発見を楽しんでください。
お鍋を囲む食卓も、今まで以上に楽しいものになりますね。

監修/ABC HEALTH LABO
株式会社ABC Cooking Studioの中でHEALTHケアビジネスを推進するチーム。レシピ提案や健康に関するセミナー・講座、料理レッスン、目的に合わせた食事カウンセリングなどを行っている。
ご紹介した「ひとてま」はいかがでしたか?

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