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Vol.15 おいしい盛り付け方

「目でも味わう」というように、見た目や盛り付け方も、おいしさを楽しむひとつのポイントです。しかし、美しく見映えよく盛り付けたいと思っていても、いまいち正解が分からない、なんてお悩みも多いのではないでしょうか。

新しく食器を買い足したり、特別な食材を使ったりしなくても、料理の印象を変えて、おいしそうに見せる技が盛り付け方。
今日からすぐに実践できるテクニックを、日本フードコーディネーター協会の常任理事・沢 亜紀さんに教えていただきました。

おいしい盛り付けのポイント

毎日の食卓やお祝いの席など、どんな印象に見せたいかによって、盛り付けのポイントは変わります。そのときの気持ちなどに合わせて、盛り付けを楽しんでください。

配色

色味の数を抑えると落ち着いた印象、彩り豊かだと華やかな雰囲気になります。色味を増やしたいときは、緑色、赤色、黄色の食材を加えてみましょう。

盛り付けの量

大きなお皿の中央に料理を少しだけ盛り付け、皿の余白をいかすとレストランのような上品さが出ます。
逆に、大皿いっぱいに料理を広げると、家庭的で親しみやすく、豪華な印象に見えるので、ホームパーティなどにもおすすめです。

盛り付けの高さ

ごはん、唐揚げ、パスタなど、こんもりと高く盛って立体感を出すと、おいしそうに見えて見映えもよくなります。平らに並べると上から見たときにキレイで、取り分けやすいという利点があります。

トッピング

料理の仕上げに飾る葉っぱやねぎ、スパイス、ゴマ、削り鰹、針しょうが、糸唐辛子などのワンポイントは、彩りや香り、立体感、季節感を出すことが簡単にできて、おしゃれな印象になります。

シーンで使い分けたい、盛り付け例

● 色も形も違う食材をひと皿にまとめたいとき

サラダや煮物などは、ざっくり混ぜ合わせて盛りがちですが、同じ食材、同じ色味のものを並べると、まとまった印象に。それぞれの色が引き立て合うことで、おいしそうに見えます。

● 人数分をひと皿に並べたいとき

立体感を意識しましょう。食材をスライドさせ、それぞれを立てかけるように盛り付けると自然と高さが出ます。刺身はつま、天ぷらは形が安定しているサツマイモなどを土台にすると簡単です。

● 1人前を豪華に見せたいとき

ごはんや小鉢に入れる惣菜、パスタなどは山高に盛り付けると華やかな印象になります。みそ汁、スープなどの汁物は、具材が見えるように盛り付けましょう。
仕上げにトッピングを飾ることで、より豪華に見せることができます。

料理ごとの、盛り付けルール

● 和食

魚料理は頭を左に。切り身の場合は、皮が奥で身が手前。焼き魚の薬味は皿の手前に盛り付け、煮魚の煮汁はたっぷりかけるとおいしそうに見えます。
丼料理は器の8〜9分目になるよう山高に。
煮物などは、インゲンやきぬさやなどの緑色の野菜を後から盛り付けると、鮮やかさのバランスがとりやすいです。

● 洋食

ハンバーグ、オムライスなどメインは皿の手前、付け合わせは主役の奥に。
ポトフ、具だくさんのスープやポタージュは、各具材の色が見えるようにバランスよく並べるとキレイです。
パスタはトマトソースのような色鮮やかなものは白い皿、カルボナーラなどの淡色のものは濃い色のお皿を合わせると相性がいいでしょう。

● お弁当

ごはんとおかずの割合は1対1がベスト。ごはん→大きいおかず→小さいおかずの順に詰めましょう。赤、緑、黄色のおかずを並べると、彩りも美しいです。
おにぎりはごはんの色や海苔の巻き方を変えた2種類用意し、交互に並べ、サンドイッチは断面が見えるように並べると、単調な印象になりません。
おかずの仕切りや隙間にはサラダ菜やパセリなどの緑色を上手に使ったり、カラフルなピックなど小物を活用すると、お弁当の仕上がりに差が出ます。

簡単に新鮮な印象にするならば、和食に洋食器、洋食に和食器を合わせてみるのもおすすめ。
夏はガラスの器を使い、冬は小さい土鍋を器代わりに使うなど、季節感を意識した食器を選ぶだけでも食卓が華やぎます。

盛り付けは、料理をおいしく見せる魔法。
いつもの料理が生まれ変わります。
今日からおいしく見せる盛り付けを意識してみませんか?

監修/日本フードコーディネーター協会 常任理事 沢 亜紀さん
“食の魅せ技師”として、いろいろな「おいしい」をチャーミングに演出。フードスタイリング、商品やレシピ・パッケージの開発など食のクリエイティブに関わっている。
ご紹介した「ひとてま」はいかがでしたか?

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