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Vol.6 おいしい旬のくだもの

四季を通して、いろいろなくだものが旬を迎えます。
なかでも夏は、
カラフルで瑞々しいくだものがたくさん!

それぞれ栄養があって、そのまま生で食べられるので
おやつやデザートとして最適。
さらに、お祝いやお見舞いの品、手みやげなど、
プレゼントをしてもされてもうれしいものです。

今では一年中おいしいくだものが手に入りますが、
やはり旬のものは、旬の時季に食べたいですよね。
収穫数が多いときは、お値段もお手ごろになるので、
旬を知って、おいしい時季にくだものを味わいましょう。

今回は、『からだにおいしいフルーツの便利帳』を
監修した千葉大学の三輪正幸先生に
旬のくだものを存分に楽しむコツを伺いました。

くだものの旬を知りたい!

【春】ビタミンたっぷりくだもの

気温が上がりはじめる春は、体調も変化しがち。美容効果のあるビタミンCがたっぷりのイチゴ、さっぱりしていて食べやすい夏みかん、デコポンなどの柑橘類がおすすめです。

【夏】瑞々しいさっぱりくだもの

体に熱がこもりやすく、食欲不振にもなりやすい夏。
ビワやニホンナシ、スイカなど、瑞々しくて利尿効果が高いくだものを。水分補給にもなり、喉を潤してくれます。

【秋】酸味と水分があるくだもの

空気が乾燥しはじめ、体も乾きがちになる季節です。喉や肺の乾燥を防ぐには、水分が多く、適度な酸味もあるイチヂク、ザクロ、カリンなどがいいでしょう。

【冬】温めても楽しめるくだもの

冬に旬を迎えるのは、温州ミカンやリンゴ。生のままでもいいですが、コンポートにすると温かい状態で食べられるので、寒い時季でも食べやすくなります。

おいしい夏のくだものの見分けかた

ビワ

上品な甘みと、ほどよい酸味がたまならない初夏の風物詩。果皮の色が鮮やかで張りがあり、なるべく新鮮なものを選びましょう。常温保存できますが、傷みやすいのでなるべく早く食べ切って。

ブドウ

濃厚な甘みと高貴な香りが魅力。果粒に張りがあり、果実の軸が緑色でしなびていないものがおいしいですよ。洗わずキッチンペーパーに包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

ニホンナシ

80%以上が水分で、豊富な果汁とシャリシャリした食感が特徴的。果実に張りがあり、果実の軸の痕がしなびすぎていないものが瑞々しくて食べごろ。保存はビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。

夏におすすめ!くだもの便利帖

スムージー

夏の果実は傷みやすく、気付いたらダメになってしまうことも。凍らせておけばそのまま食べることもできますが、ミキサーにかけてスムージーにしてもおいしいですよ。

虫除け

柑橘類には虫が嫌いな臭いが含まれているといわれています。果皮を乾燥させて燻せば虫よけ効果が、布に包んで玄関におけば消臭効果が期待できます。

最近では品種改良がすすみ、
タネがないものや果皮ごと食べられるもの、
簡単に果皮がむけるものなど、
くだものが一層手軽に味わえるようになりました。
品種の種類も豊富なので、
いろいろ食べ比べても楽しいですね。

春夏はフレッシュな味覚を楽しみ、
秋冬になれば干したり、温めたり、
季節にあわせた魅力もたくさんあります。

毎日の食卓の彩りに、
今日からはじめてみませんか?

監修/三輪正幸
千葉大学環境健康フィールド科学センター助教。専門は果樹園芸学および社会園芸学。著書・監修書の執筆やテレビ・ラジオ出演、全国での講演活動を通して、暮らしに果物を取り入れる方法を提案している。
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