
ごはんをいつもよりおいしく、
いつもより見た目もきれいに仕上げる秘密は、
ちょっとした下ごしらえ。
野菜で言うと、アク抜きをしたり、
下茹でをしたり、たくさんの手法があります。
今回は、包丁を使った下ごしらえ“飾り包丁”をご紹介します。

包丁を使った下ごしらえの目的はさまざまですが、
大きく分けると、味をおいしくするため、
そして見た目をきれいに仕上げるために施します。
今回は、和食の料理研究家、𠮷田麻子さんに
飾り包丁の代表例を教えていただきました。
同じ目的でも、使う食材によって包丁の入れ方は異なります。
煮物に焼き物に、いろんな調理法に使える飾り包丁、
ぜひお試しください。
“飾り包丁”は、その名の通り、
食材をおいしく、美しく、食卓に飾るための
隠されたひとてまです。
素材の持ち味を生かし、美しく盛り付けるのは
日本伝統の“和食”ならではの心遣い。
食べる人を思う、
料理人のおもてなしの心から生まれています。

知ってさえいれば簡単。
それほど時間も手間もかかりません。
素材と向き合う時間が増えれば、
それだけ愛情も育まれます。
ちょっとしたひとてまで、
いつもの料理をおいしく、美しく、
仕上げてみませんか?