まさに桃源郷、“献上桃の郷”福島県桑折町。
農林水産省の発表では、国内で栽培されている桃は何と100種類以上※。中でも日本で最も多く生産されているのが〈あかつき〉という品種。「くだもの王国」と呼ばれる福島県でも様々な桃がつくられていますが、最も多く生産されているのが〈あかつき〉で、その数は日本全国の〈あかつき〉生産量の半分以上と言われています。※2017年時点
そんな福島でも、特に名産地として知られるのが、県北部に位置する伊達郡桑折町(こおりまち)。この町で生産される〈あかつき〉は、1994年から30年以上に亘って皇室に献上され続けるなど、その品質の高さは折り紙付き。“献上桃の郷”として、町を挙げて桃の栽培に力を注いでいます。
4月中旬、桑折町に広がる桃畑には一面ピンクの桃の花が広がり、その景色はまさに“桃源郷”。「農園応援」の『ふくしま あかつき 桃ジュース』には、主にこの地で栽培される桃が使われています。
福島の誇り〈あかつき〉は、お姫様のような桃。
日本一の生産量を誇る福島県産〈あかつき〉。香りも糖度も高く、香りと甘さのバランスも抜群、きわめて上品な味わいが特徴と言われています。
〈あかつき〉という品種は、桃好きの方なら誰もが知る〈白桃〉と〈白鳳〉、2種類を掛け合わせて1979年に登録された品種。まさに〈白桃〉と〈白鳳〉の“いいとこ取り”をしたような、品の良いお姫様に
も例えられる桃なのです。
「くだもの王国」のお姫様〈あかつき〉は、まさに福島を、そして日本を代表する桃といっても過言ではありません。そんな桃を搾った今年の『ふくしま あかつき 桃ジュース』、桃好きの方にはぜひとも一度味わっていただきたい逸品です。
生の〈あかつき〉をかじったような味わい。
桃はとってもデリケート。果物の中でも特に“旬”が短く、美味しく味わえる期間が短いことが唯一の課題です。そこでカゴメが福島の桃の農家さんたちの協力を得て、一年中好きな時に楽しめるように、もぎたての〈あかつき〉を搾ってジュースにしたのが『ふくしま あかつき 桃ジュース』。
目指したのは生の〈あかつき〉をかじったような味わい。福島の桃農家さんたちは声を揃えてこう言います。「いちばん美味しいのは、樹からもいだ桃をそのままかじった時。少し固めのその状態が最もみずみずしくてウマい」!その言葉が開発のヒントになりました。
その味のイメージはパッケージにも表現されています。モチーフはカットされたまだ少し固めの桃。パッケージを横に並べると、その桃が連続して見えるのもデザインのポイント。お客様から「パッケージが可愛い!」といった声も数多く寄せられる人気商品です。
全国でも珍しい果物専門の農業協同組合。
『ふくしま あかつき 桃ジュース』の原料となる桃の調達を担ってくださるのが、伊達郡桑折町にある「伊達果実農業協同組合」。全国でも珍しい果実専門の農協があるのも、「くだもの王国」福島ならでは。ここでは、さくらんぼ、プラム、ぶどう、りんご、あんぽ柿などを扱っていますが、何と言っても最も多いのが桃の出荷量で、全体の約7〜8割を占めるのだそうです。
伊達果実には、現在120〜130軒の桃農家さんたちが組合に参加。そのすべての農家さんが〈あかつき〉をつくっているとのこと。伊達果実は生産者と消費者を繋ぐ架け橋として、栽培から出荷に至るまで、常に厳しく桃の品質管理を行っています。
桃農家さんたちをサポートする力強い味方。
桃が出荷時期を迎える夏は、「伊達果実農業協同組合」が一年の内で最も忙しい季節。熟練の桃の目利きの方々が、続々とベルトコンベアーを流れてくる桃の品質チェックを、厳しい眼で行っています。1つ1つ丁寧な手作業でありながら、極めて手際の良いその作業風景は、まさに壮観とも言えるもの。
その他にも、桃農家さんに細やかに栽培指導を行う「営農指導部」や、最も良い状態で桃を市場に送り出す「販売部」など、ベテランの専門スタッフが在籍。彼らはまさに“桃のスペシャリスト”。桃に対する専門知識と、長年の経験に裏打ちされた知見をもって、常に地域の桃農家さんに寄り添って、〈あかつき〉の品質向上に汗を流しています。