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300年以上続く『五郎島金時』を守り抜く。
石川県金沢市 忠村哲二さん

2025.07.03

『五郎島金時』。食通の方なら一度はその名を聞いたことがあるのではないでしょうか。江戸時代には「江戸の粋、京の雅、加賀の華」と称された金沢には、今なお華やかな料亭文化が存在し、観光でも人気の高い町。

『五郎島金時』は、そんな金沢で正式に〈加賀野菜〉として認定されているさつまいもです。因みに現在認定されている加賀野菜には、昭和20年以前から80年以上に亘って栽培されている15品目があり、加賀の食文化を支えるブランド野菜として、地域の料亭でも愛され続けています。

中でも『五郎島金時』は、300年以上もの歴史を誇る伝統野菜。そんな希少な伝統野菜を守り続けているのが、〈JA金沢市・五郎島さつまいも部会〉の農家の皆さん。その部会長を務める忠村(ただむら)哲二さんを、炎天下の畑に訪ねました。

金沢の伝統的な食文化を支える加賀野菜『五郎島金時』。
その姿は華やかで、ホクホクとした食感と素朴な味わいに特徴がある。

「不毛の地」に根を張り続けるさつまいも、
『五郎島金時』は地域の誇り。

実は『五郎島』とは、金沢市の沿岸部の地域の名前。この地域は砂丘地で農作物が育たず、昔から「不毛の地」と呼ばれてきました。

『五郎島金時』は、今から300年以上前、元禄時代の末期、集落の篤農家「太郎右衛門」が、砂地でも育つという芋を、薩摩の国から持ち帰ったことが、その栽培の始まりといわれています。

古くは北前船の寄港地として栄えていたという五郎島地区。しかし、1975年に金沢港が建設されて以来、住民の多くが隣接する町に移転。かつての港町の繁栄は影を潜め、現在、五郎島という町名も一部の地域にしか残っていないそうです。

だからこそ、300年以上に亘って砂地に根を張り続けるさつまいも『五郎島金時』は、この地で栽培を続ける農家さんたちにとって、先達たちが残してくれたかけがえのない財産であり、また地域の誇りなのかもしれません。

日本海沿岸部の砂地の畑に立ち、収穫作業に臨む忠村さん。
ポロシャツの胸にプリントされた『五郎島金時』のロゴもどこか誇らしげ。
「不毛の地」といわれる砂丘地に広がる『五郎島金時』の畑。
4月下旬に種芋の定植が行われ、8月から始まる収穫は11月まで続く。
『五郎島金時』にとっては、細かすぎず、粗すぎないこの砂地が、
“通気性”と“保水性”のバランスのとれた程よい栽培環境になるのだとか。
ほとんどの畑に設置されているスプリンクラー。
炎天下の夏は1日に2度回すこともあるという。

灼熱の砂地、広大な畑での作業は過酷。
部会の仲間とも息を合わせて。

砂丘地に広がる『五郎島』の畑はとにかく広い。しかも収穫期の8月の砂地は灼熱の暑さ。直射日光を遮る場所が一切ない畑での作業は、想像以上に過酷なもの。

収穫のこの日、忠村さんの高校の同級生であり、〈JA金沢市・五郎島さつまいも部会〉の仲間でもあるという、藤村さんが畑に手伝いに来てくれていました。

聞けば、「部会のメンバーは、みんな地域の幼なじみや友達で仲がいい。自分の畑が終わったら、隣の畑の手伝いをする。助け合って、チームワークで生産している」とのこと。

折角のチャンスなので、ぴったり息の合った収穫作業の一部始終を見せていただきました。

まずは太陽に向かって大きく開いた葉と蔓の刈り取り。
『五郎島金時』が眠る砂地を出すことから始まる。
続いて出動する『五郎島金時』を地中から掘り起こすための専用トラクター。
砂地を走るサンドバギーのよう。
専用トラクターに乗って『五郎島金時』が植えられた畝ごとに掘り起こし。
土と一緒に掘り起こされて、ベルトコンベアーで手元まで運ばれる。
地中で育つ『五郎島金時』は、台風などの自然災害の影響も少なく、
丁寧に手をかけた砂地で育つ分、傷みも少なく極めて状態が良いという。

収穫をすれば終わりという訳ではない、
“かがやく美味しさ”〈加賀野菜〉。

金沢のブランド野菜『五郎島金時』は、ただ収穫をすれば終わりというだけではありません。〈加賀野菜〉のキャッチフレーズは“かがやく美味しさ”。お客さまの手元に届くまで、美しく磨かれ、貯蔵まで一貫して丁寧に行われています。

収穫された『五郎島金時』は、新鮮な内に作業場に運ばれ、きれいに洗浄されて、かがやくばかりの濃い紫色に。その味わいの良さはもちろん、見た目まで麗しい。それがブランド野菜の証しとも言えそうです。

収穫したての『五郎島金時』。
フカフカの砂地の中で育つため、驚くほど傷みも少ない。
収穫された『五郎島金時』はすぐ近くの作業場に運ばれ、
洗浄機できれいに洗われる。鮮やかな紫色はまさにかがやくばかり。
ブランドロゴ入りの箱に収められ、静かに出荷をまつ『五郎島金時』。
生産者(忠村さん)の名前もしっかり明記されている。
ふかしたての『五郎島金時』は、まさにホクホク。
旬の秋の季節にふさわしい、どこか懐かしさを感じさせる味。

『五郎島金時』の美味しさは、
『国産野菜を味わうポータージュ』シリーズで。

忠村さんたちが丁寧に育て、磨き上げた『五郎島金時』は、けんちょくの『国産野菜を味わうポータージュ』シリーズの“秋”の味わいとしてお客さまにお届けしています。

商品づくりを担当した北川麻美子(カゴメ商品開発本部)は「初めて食べたときのほくっとした感じと、どこか温かみのある味わいは今でも忘れません」と、すぐにこの『五郎島金時』をポタージュにすることを思いついたといいます。

国産野菜の中でも、特に伝統野菜と呼ばれる『五郎島金時』の美味しさを、ぜひポタージュでお楽しみいただければ幸いです。

300年以上守り抜かれてきた加賀野菜
『五郎島金時』に温かいご支援を。

JA金沢市によると、『五郎島金時』の生産者は現在34戸とのこと。忠村さんをはじめ、地域の農家さんたちが力を合わせて、300年以上の長きに亘り守り抜いてきた伝統の味を、未来に繋げていくために、ぜひ『五郎島金時』と忠村さんたちに温かいご支援を。

「カゴメさんの秋のポタージュに使ってもらっていることは、とてもありがたい。お客さまに喜んでもらえると、なおさらうれしい」と忠村さんは満面の笑顔で語ります。

この先もけんちょくと共に、日本の農業を守り続ける農家の皆さんに温かいご声援とご支援を!よろしくお願い致します。

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