誕生! “旬”のトマトジュース。
カゴメ『夏しぼり』の名前の下に小さく記された『旬のトマトジュース』。これはまさに、カゴメが缶の中に“旬”を閉じ込めたトマトジュース。それは後の健康直送便“旬”シリーズへと続いていくことに。
それはさておき、この旬のトマトだけを搾った特別なトマトジュースへの反響は驚くほど大きく、限定3,000ケースはまたたく間に完売!購入されたお客様からは「もっと買いたい!」というお声。また、買えなかったお客様からは、お叱りのお声もいただきました。
当初の予想を遙かに上回る反響に、翌1997年からも『夏しぼり』の生産が決定。開発に関わった担当者たちは、「来年はどうやってつくっていこうか」と、喜びも束の間、すぐに翌年の生産に頭を悩ませはじめたといいます。
裏を返せば、糖度の高いトマトを限られた旬の時期に調達すること、さらには旬のトマトの繊細な味わいをジュースに再現することは、1933年からトマトジュースの製造を始めたカゴメにとっても困難なことだったのです。
1996年の夏から始まった『夏しぼり』。
真夏の太陽をたっぷり浴びて、真っ赤に完熟したトマトだけを搾った特別なトマトジュース、カゴメ『夏しぼり』が誕生したのは、今から丁度30年前、1996年の夏のこと。
わずか3,000ケース(1ケースは30本)限定で産声を上げた『夏しぼり』でしたが、お客様から多くのご好評の声が寄せられ、2年後の1998年には、カゴメの通信販売[健康直送便]をスタートさせる一つのきっかけにもなりました。
時代の変遷とともに、パッケージも姿を変え、現在お客様にご愛飲いただいているデザインになったのは、2010年のことでした。
2001年『秋しぼり』、2002年『春しぼり』へ。
1996に産声を上げた『夏しぼり』のパッケージ(冒頭の写真ご参照)に記された“旬のトマトジュース”。この『旬』という言葉とコンセプトが、誕生から5年後の2001年、世紀を超えて国産果実100%のストレートジュースに継承されました。
2001年、当初は『秋しぼり』の名で誕生した、晩秋のりんご「ふじ」と「王林」をブレンドした『蜜しぼり』を。翌2002年、『春しぼり』の名で誕生した、みかんとオレンジを交配させた、日本生まれの品種「清見」を搾った『清見しぼり』を発売。ここで春夏秋冬、四季を味わうシリーズが出揃います。
しかし[健康直送便]では、お客様からのご好評の声に後押しされ、さらに日本各地の農家さんたちのお力添えもいただき、2003年には旬が短い夏の桃を搾った『桃しぼり』を、その年の秋には“果物の女王”とも称される『ラ・フランスしぼり』を立て続けに発売。この年から正式に『旬』シリーズとして新たなスタートを切った限定品は、発売即完売状態が相次ぎ、2004年にはお客様に優先予約をお約束する『旬の会』発足にまで至ります。
さらに『旬』シリーズ誕生から“17年目の新作”として、2020年には『温州しぼり』を発売。400年以上続く日本原産のみかんを搾ったこのジュースを加えて、『旬』シリーズは全7アイテムに。今も変わることなく、毎年『旬』の美味しさをお届けし続けています。
『夏しぼり』お客様からのメッセージ。
1996年の夏に誕生した『夏しぼり』。30周年という節目の年を迎え、カゴメでは「その魅力をぜひ皆様のお力をお借りして伝えていきたい」と考えました。
そこで、これまでご愛飲くださったお客様から寄せられた、大切な思い出やエピソードの数々を、【前編】【後編】2回に分けてご紹介します。
そのお声の一つ一つは、まさに『夏しぼり』へのラブレター、30年間のスペシャルドキュメンタリー。笑いあり、涙あり。ぜひ、ご一読ください。その前に、まずはアンケート調査のご報告から。
『夏しぼり』を飲み始めてどれくらい?
『夏しぼり』のご愛飲歴をお聞きしたところ[48.8%]、およそ半数近くのお客様が「3年以内」とのご回答。発売から30年が経過しても、まだ新しいお客様が増え続けているということは、『夏しぼり』にとって大変うれしいことです。
逆に「10年以上」ご愛飲いただいているお客様も[17.4%]と、『夏しぼり』が長きに亘り、多くのお客様にご支持いただいていることも明らかになりました。
中でも驚くべきは「1996年の発売以来ずっと」というお客様が[1.5%]もいらっしゃったということ。新しいお客様にとっても、また長年飲み続けてくださるお客様にとっても、愛され続けるトマトジュースであるように、私たちカゴメは一年一年変わることなく“旬”のトマトを搾り続けていきたいと思います。
では、前置きはこれくらいにして、ここからは『夏しぼり』に寄せられた、お客様からのメッセージをご紹介していきます。
『夏しぼり』お客様からのメッセージ。 part.2。
誕生から30年という節目の年を迎えた『夏しぼり』。「その魅力をぜひ皆様のお力をお借りして伝えたい」との想いから、私たちカゴメが企画した“30年目のラブレター”。今回はその【後編】です。
【前編】をご覧いただいてないお客様は、ぜひ【前編】にもお目通しを。笑いあり、涙あり。共感と感動のメッセージ満載!
【前編はこちら】
では【後編】への入口として、まずは『夏しぼり』に関するアンケート調査のご報告から。
『夏しぼり』の一番好きなところ。
『夏しぼり』の一番好きなところをお聞きしたところ、最も多かったのが「旬のトマトだけを使った、年に一度の特別感」という[36.3%]のお客様からのご回答。30年前、たった一人の開発担当者から始まった『夏しぼり』に込められた想いが、お客様にしっかり伝わっていることは、何よりも大きな励みになります。
また、「味わい」「原材料がトマトだけ」「高リコピントマトへのこだわり」など、“品質”に対する評価が合計[53.0%]と、半数以上を占めていることにも、改めて心引き締まる想いが致します。
そして今回の調査で最も驚いたことは、「契約農家さんと一緒につくられている点」へのご回答が[5%]も寄せられたこと。農家さんの高齢化や後継者・働き手不足の問題、地球温暖化や気候不順などの環境問題など、日本の農業にとって厳しい状況が続く中、私たちカゴメはこれからも契約農家さんたちと手を携えて、『夏しぼり』をお客様にお届けしていきたいと思います。
では、アンケート結果のご報告はここまでとして、ここからは『夏しぼり』に寄せられたお客様からのメッセージ、【前編】4幕のエピソードに続き、フィナーレまでの【後編】5幕をお届けします。
30年間、変わることなく守り続けてきたこと。
「真夏の太陽をたっぷり浴びて、真っ赤に完熟した糖度の高いトマトだけを使ってトマトジュースにしたら、ものすごく美味しいトマトジュースが出来るに違いない」…一人の若い商品開発担当者の熱い想いから生まれたカゴメ『夏しぼり』。
1996年から2025年まで、29年間に搾られた『夏しぼり』をトマトに換算すると、その総量は実に15,042トンにも及ぶのだとか。
ちなみに東京タワーの鉄骨の重さが約4,000トンと言われているので、東京タワー3.7塔分を越える重量のトマトが、この29年間で搾られてきたことになります。
これだけの量の国産トマトを、“旬”の時期だけに集中して収穫するのは、トマト農家さんにとっても、カゴメにとっても極めて大変なこと。
だからこそ、「旬のトマトの美味しさを、大切にお客様の元へお届けしたい」。その想いだけは変わることなく、今年も1つ1つ丁寧に搾ってお届けすることをお約束します。
『夏しぼり』が「缶」にこだわる理由。
ではなぜ『夏しぼり』は、「缶」にこだわり続けてきたのでしょう?その理由は2つあります。
1つめの理由は、真夏に収穫した“旬”のトマトの美味しさを、しっかり閉じ込めておけること。
野菜や果物の場合、特に露地栽培で育てられた農産物の旬といえる時期はとても短いもの。だからこそ、「旬の味わいを一年中、好きな時に楽しんでいただきたい」。その想いから私たちカゴメは、敢えて缶を選択しました。この想いは、同じ[健康直送便]の『旬シリーズ』にもそのまま受け継がれています。
実際、『夏しぼり』のお客様の中には、一年に一度の期間限定商品なので、まとめ買いをされる方も多く、一年を通して夏の豊かな味わいを楽しんでおられるお客様、また中には「その年購入した『夏しぼり』を一年間取っておいて、次の年の『夏しぼり』との味の比較を楽しみにしている」。そんなお客様からのお声も少なからず寄せられています。
【第3話:30年目のラブレター[前編]はこちら】
【第4話:30年目のラブレター[後編]はこちら】
ご参考までに、過去3年間の香味の違いを。
上の表は2023年から2025年、3年間の『夏しぼり』の香味比較を、カゴメの味覚評価の専門チームが数値化して表したものです。
この表に見られるように、『夏しぼり』は年ごとに微妙に香味が異なります。特にこの3年間では、〈甘味〉や〈酸味〉に年ごとの違いが大きく表れる傾向があるようです。
気温や日照時間、降雨量など、年ごとの天候に左右されるトマトの繊細な美味しさ。2026年ヴィンテージの『夏しぼり』でも、ぜひ感じてみてください。