開発者の挑戦

カゴメが80年間目指してきた野菜ジュース。それをやっとかたちにすることが出来ました。つぶより野菜開発担当 内野奈津子
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野菜の本当の美味しさをお客様に伝えたい

農家の想いをお客様に届ける責任がある

野菜の栽培に従事する人々は、日本にあると言われる二十四の季節の変化を日々感じながら、確かな品質の野菜を育てています。カゴメの歴史はトマトの発芽を見た約100年前から、いつも農家と、そして野菜とともにありました。野菜の美味しさ、農家のあつい想いを知っているわたしたちには、それをお客様に届ける責任があると思っています。

お客様に喜んでいただける野菜ジュースとは

1日に350gの野菜を摂ることが、健康な毎日のために必要であると「健康日本21」で謳われています。しかし、近年の摂取平均がそれを下回っているように、それはたやすくできることではありません。お客様の健康を第一に、一日分の野菜350g分をいかに美味しく飲んでいただけるか、そして毎日続けていただけるか、わたしたちは社内外で幾度も議論を重ねました。お客様が求めているもの、そしてわたしたちが伝えたいもの、それは何だろう、わたし自身も試行錯誤を繰り返しました。
そんな中、ふとお客様のインタビューを整理していたところ、「野菜の素材を感じるもの」が好まれる傾向にあることが見えてきました。
「美味しさ」とともに、「野菜を摂った満足感を求められている!」そう気付いたのです。

新しい食感を目指して

野菜の素材感を追い求めて

「素材を感じるもの」として、わたしたちはスムージーに着目しました。野菜や果物をジューサーで搾ったスムージーの食感。そのコップの縁や口の中に残るつぶつぶ感は、まさに素材を感じさせてくれます。また、これまでのジュース市場で食感のある飲料といえば果物の繊維分がメインでしたが、今回は野菜ジュースですので、この素材を感じられる食感を野菜で表現したい、そう考えました。しかし、ピューレ状でなめらかになりすぎたり、配合量が多すぎることによって味のバランスが悪くなったりと、なかなか適当な素材が見つかりません。
そのような中で候補にあがったのが、これまでも野菜ジュースに使用したことのあるにんじんの繊維分でした。

理想の野菜ジュースの完成へ

カゴメ那須工場でつくっていたにんじんの繊維分は、硬さといい、大きさといい、ほどよいつぶつぶの食感を加えるには理想的なのですが、多く配合すると製造過程でパイプに詰まってしまうという問題がありました。製造方法を工夫し、繊維分の配合量の上限ぎりぎりを見極める検証が何度も必要でした。
さらに、1本あたりの容量が多すぎるとさらさらで物足りず、少なすぎるとドロドロになって飲みにくくなるため、1日分の野菜を濃縮させながら、つぶつぶ感のあるジュースにすることは、たやすいことではありませんでした。
「野菜感の強い群」、「飲みやすい群」、「トマト感が強い群」など、複数の方向性を決め、味のアクセントとなる香味野菜の配合量を変えてみるなど、様々な角度から試作を繰り返し、やっと新しいジュースの味が決定したのは2014年1月のことです。

「つぶより野菜」の誕生

パッケージに込めた想い

商品名や価格などを決める中、わたしたちはパッケージにも深い想いを込めました。「つぶより野菜」のクリーム色のパッケージには、うっすらと籠の網(網目状)のデザインを入れています。それはカゴメ株式会社の社名の由来である「籠の網」。この「つぶより野菜」にカゴメの想いがこもっていることのあらわれでもあります。
素材にこだわり、食感にこだわり、容器選定に至るまでこだわりを貫き通して生まれた「つぶより野菜」は、カゴメが100%の力を注いでつくりあげた、まさに“粒選り”の野菜ジュースです。

社名の由来「籠の網」にちなんだ
網目状のデザイン

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