青森県-三戸郡南部町
皆さんは、「阿房宮」と聞いて何を連想されますか?立派な城か、歴史ある寺かと想像される方もいると思います。確かに、中国、秦の時代を統一した始皇帝の宮殿の名であることに違いはないのですが、じつは菊の名前でもあるのです。今回おじゃましたのは、この「阿房宮」の栽培が盛んな青森県の南部町。菊部会長の掛端文雄さんにお話を伺いました。
「菊は日本全国で栽培されてるけれども、寒さに強いってことが特長なんだ。適地適作って言葉がある通り、寒いところのほうが香りもいいし味もいい。特に、阿房宮は特有のいい香りがする」と掛端さん。南部町の気候風土が菊栽培に適していたこともあり、なんと「南部音頭の歌の文句に、"菊の里"と入っているぐらいだ」と地元に根づく盆踊りの歌詞にも登場するほど。まさに、菊の生産王国としてふさわしいエピソードをお聞きすることができました。
「まず、5月の中ごろに挿し芽をするんだ。芽の先っちょだけ取って水に漬けといて、養分がたっぷりいくように温度管理をしっかりやって芽を育てる。1ヵ月ぐらい経ったら、この苗を畑に植え替えるんだ。菊は土に支えられて育つ作物だから、土づくりにも気を遣うよ」と掛端さん。その後は、除草剤を使わず手作業で草刈りをして病害虫対策をしたり、収穫間際は菊全体にビニールの覆いをかけて霜対策をします。「いくら寒さに強いって言っても、霜に当たると花がやけてしまう(ひなびて咲かない)し、カバーしすぎると温度が高くなって花腐れしてしまう」。そして、鮮やかな黄色い花を咲かせるのが10月中旬です。収穫は、10月末から11月にかけて一気に。「朝、温度が上がらないうちに刈り取る。朝だと花もピッとして元気なんだ」そうです。「雨が多いのか日照りなのか、天候で管理の仕方が違うのが大変だども、促成栽培とかではなく、養分がいっぱいいくように自然に咲かせたほうがいい」と掛端さん。最後に、「本当の菊の香りと味をみんなに楽しんでほしい」とのことでした。






こちらのページでご紹介している
商品以外のカゴメ商品に関する
お問い合わせは
お客様相談センター
0120-401-831
( 承り時間 9 : 00 ~ 17 : 00 )