「冬しぼり」用のにんじん「ほれぼれ」を育てる小松崎さん。他にも、大根やごぼうなどの根菜をご家族で栽培されています。
「何もかも初めてで、すべてが大変でした」と、青々と葉の繁ったにんじん畑を眺める、契約農家の小松崎勘一さん。まだ30代の小松崎さんは、3年前、妻みゆきさんのご両親が営むにんじん畑を継ぐ決意で、この鉾田市にやって来ました。
にんじん栽培をはじめた頃は、まさに苦労の連続でした。農機具の扱い方も分からず、義父に教えてもらいながら、必死で仕事を覚えていったそうです。「少しずつ慣れてきましたが、もっと知識や技術を学びたい。やっぱり、立派なにんじんが収穫できた時は最高に嬉しいですから。この道一筋の親父を目標にやっていきます」。小松崎さんは熱い眼差しで、その志を話してくれました。
今年、小松崎さんがにんじんの種を畑にまいたのは7月23日。種まきのタイミングは、天候を確かめながら慎重に見極めました。「7月はわりと集中豪雨に遭いやすいんです。大雨に襲われると、せっかく畑にまいた種が一気に流されてしまうので十分注意しています」と話す小松崎さん。その真剣な表情から、自然と対峙する難しさがひしひしと伝わってきました。
幸いにも、種をまいた後は天候の良い日に恵まれ、畑一面、にんじんは無事に発芽。顔を出したばかりの小さな芽は、小松崎さんの惜しみない愛情を受けて元気良く、すくすくと生長していきました。
真夏の太陽が容赦なく照りつける8月、にんじん畑は雑草取りに追われます。「畝の間に生える雑草は、土の肥料を吸ってどんどん伸びるので、その分、にんじんの育ちが悪くなるんです」と話す小松崎さん。熱中症になりそうな酷暑の日も、作物の生育を妨げる雑草を懸命に取り続けました。
契約農家さんとにんじん栽培に励むカゴメ原料担当の久保も、「今年のにんじんは、小松崎さんの情熱そのものが形になったような出来ばえ」と期待します。
「豊作になりましたね。どれも太くて、お尻に丸みがあるでしょ。これはおいしい印です!」。苦労を積み重ねたにんじんが順調に育ち、小松崎さんからも自然と笑みがこぼれます。今でも十分立派ですが、これから厳寒の冬に耐え、にんじんはさらに濃厚な甘みと栄養を蓄えます。
カゴメは、おいしさが最高潮に達した旬のにんじんを独自の製法で贅沢にしぼってお届けします。「冬しぼり2012」を、どうぞご堪能ください。

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