りんご栽培30年。ふじ、王林を含め7品種以上を育てながら、新しい品種の栽培にも取り組む新関さん。りんごへの愛情と知識にあふれています。
夏は暑く冬は寒い、昼は半袖で済むのに夜は上着が欲しくなる。果実の生育に最適なのは、こんなふうに大きな温度差のある土地。そのひとつ山形盆地で「蜜しぼり」になるりんごを育てていらっしゃるのが新関さんです。 初秋、新関さんは野球ボールくらいの大きさになったりんごに日光をまんべんなく当てるため、果実の周りの葉を摘み取ったり、果実の向きを少しずつ変える「玉回し」という作業に追われます。「天気には勝てないから、こうしてこまめに世話をしてやるのさ」。手作業で何千個ものりんごひとつひとつにこのような世話をするのですから、「味は日本中どこにも負けない自信があるよ」と新関さんが胸を張るのもごもっとも。収穫直前まで手間暇をかけたりんごは樹上で完熟を迎え、甘みと深みのバランスがとれた濃厚な味わいの「蜜しぼり」になるのです。
果実全体に太陽が当たるように、りんごの向きを少しずつ変える「玉回し」。この作業は収穫前まで続きます。

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